As Blood Runs Black - Allegiance
こんばんは。
さて今回は、デスコア界隈(なんだそれは)では代表格のひとつ、
As Blood Runs Black
久しぶりのハードコア系統かつ、デスコアは初めてかな。
関係ないけど、バンド名の語感がいいよね。
分厚くて激烈にイカツいのを期待しつついきましょー!
トラックリスト
#1 Intro
#2 In Dying Days
#3 My Fears Have Become Phobias
#4 Hester Prynne
#5 Pouring Reign
#6 The Brighter Side of Suffering
#7 A Beautiful Mistake
#8 Strife (Chug Chug)
#9 Beneath The Surface
#10 Legends Never Die
ハードコアやメタルバンドのアルバムのイントロというと、2番目のトラックに向けて割かし華美なインストだったりするイメージが強いですが、このアルバムではそんなのに縛られることなくがっつりブレイクダウンを見せつけてきた。
ひとくちにデスコアといっても、かなりデスメタル寄りのものだったり、メロデスのようにギターがメロディックに奏でられていたりとタイプが分かれますが、このABRBはヘヴィさよりもメロディックさに重きを置いているタイプですね。
もちろんブレイクダウンはしっかりしてるし、メタルコア譲りのスピード感あふれるメロディックなリフやデス/ブラック寄りのトレモロリフはどの曲でもキマってる。
聴いててかなり気持ちいいな。
例えるならブレイクダウンが強めのBlack Dahlia Murderという感じ。
(細かく分けるとメロディックデスコアに分類されたりもするみたい。)
個人的にはデスコアに欠かせないと思っている、重低不協和音のスラミングパートと、メタルコアの倍速と思われるバスドラム連打が、そのメロディックなギターリフと絡んでこりゃたまらん。
#4までほぼ曲間なしの超スピードでガッツリ暴れた後、#5ではなんとクリーントーンを駆使したキレイなインストが入ってくるなど、アルバム全体の雰囲気に厚みを持たせるニクイ演出もあり。
基本的にはどの曲も「メロディックデスコア」なんだけど、多彩でメロディックなリフ、前述の演出やスラミングパート、そしてスピード感満載の曲展開とほぼ曲間なしで進むことにより、いうなれば、「メタルコアとメロデスの中間の音楽性にデスコアのノリをぶちこんだ」ような、かなりおいしくて完成度の高い作品に仕上がっています。
ニュースクールハードコアやメロディックデスメタルに手を出し始め(てしまっ)た人には是非聴いてほしいアルバムです。
個人的には割と気に入ったんですけど、メタル聴かない人からするとマジで意味不明らしいんだよな。
生きづらい世の中になっちまったぜ…
とにかく今年こそラウパやってくれ…
おわり
- アーティスト: As Blood Runs Black
- 出版社/メーカー: Mediaskare Records
- 発売日: 2006/06/05
- メディア: MP3 ダウンロード
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