DOPING PANDA - We In Music
こんにちは。
今回は日本のロックバンド、
です。
デジタルサウンドとダンスビートを軸にしたロックで、2000年代に活躍したロックバンドのひとつですね。残念ながら2012年に解散してしまいましたが、2000年代のロックファンには結構好きな方もいらっしゃるのでは?
今回聴くのはインディーズラストになるサードアルバム「We In Music」。
いきましょー!
トラックリスト
#1 Introgical (We In Music)
#2 Start Me Up
#3 Mr.Superman
#4 Uncovered
#5 Party Song
#6 Lovers Soca
#7 Interlude
#8 Turn Of The Silence
#10 Stairs
#11 One Foot Out My Life
エレクトロニックなダンスビートからガラッとロックへ変わる彼らを象徴するアルバムタイトルを含有するイントロダクションで掴みはバッチリ。そんな#1こそ電子音満載ですが、意外にもエレクトロニックサウンドが中心のナンバーはそこまで多くなく、ギターのクリーン~クランチが印象的なロックサウンドが中心です。
#2、#3はスピード感満載のノリ良いナンバー、#4はこの作品では数少ないエレクトロニックで電子ドラムが印象的、#5は夏っぽい雰囲気でそれこそ海辺でパーティでも開いていそうな裏のビートが気持ちいいナンバー、#6なんかはボサノヴァを思わせるナンバー。ビートで曲の雰囲気を自由自在に操りそこに自分たちの好きな音を乗っけて楽しんでいる感じ。
「これまでになく、なににも分類されない」という意味では本来の意味のオルタナティヴ・ロックにかなり近しいスタイルと言えるでしょう。
なんも考えず聴こえるままに受け入れるととにかく聴きよくポップなのですが、よくよくしっかり聴いてみると、色々な音などの要素が複雑に絡み合ってるにも関わらず、それぞれの音がしっかりと聴こえてきて、それでいてひとつのグルーヴにしっかりとまとまっていて、まさにタイトル通り「音楽の内側」にいさせてくれるような不思議な感じ。
正直このバンドについては「ノリよいダンスロックをやっているバンド」くらいの認識しかなかったのですが、これだけの要素をポップにまとめ上げているとは思っていなかった。もっとダンスやエレクトロニカの印象が強いと思っていたところ、ロックサウンドが強めなのも個人的には意外性が高い。
とにかく想像以上にレベルが高くて驚いています。
11曲で30分ちょっとと、ボリュームは小さめ。短いからイイ、というのもあるかもしれませんが、もっとこの色々な音の絡み合いを楽しんでいたいな、と思わせてくれる作品。しかもコレがインディーズ時代の作品ということで、メジャーシーンでの作品は一体どうなってしまうんだという期待が高まりますね。今更ながら解散してしまったのは非常に残念です。
久しぶりに意外性のある出逢いのあるレビューになったな。
コロナウイルスで引きこもるしかないので、コレで出逢いを探していこう。
おわり