Einstürzende Neubauten - Haus der Lüge
どーもどーも。
今回はドイツの実験音楽バンド、
Einstürzende Neubauten
です。
読みは「アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン」、日本語にしても読むの難しいな。ノイズミュージック全盛期の1980年ごろに結成し、鉄板を使った自作楽器(!)を使用したりなど、インダストリアル的なアプローチも多い大御所バンド。
聴くのは五作目のスタジオアルバム「Haus der Lüge」。こちらは読み方わかりませんが、「嘘の館」という邦題が付けられてます。比較的、ロック色強めでメロディアスなようで、日本、アメリカでも好セールスを収めたそう。
トラックリスト
#1 Prolog
#2 Feurio!
#3 Ein Stuhl in der Hölle
# Haus der Lüge
#5 Epilog
#6 Fiat Lux
#7 Schwindel
#8 Der Kuss
#9 Feurio! (Caffery/Einheit Remix)
#10 Partymucke
#11 Feurio! (Turen Offen)
メロディアスと書きましたが、しょっぱなノイズ。まあそう簡単にはいきませんよね。#2はドラムは四つ打ちでヴォーカルは確かにメロディアスですが、やはりここは実験音楽バンド。インダストリアルなパーカッションが絶えず鳴っており、聴き手を落ち着かせてくれません。パーカッション以外は主にシンセとエレキギターが使われており、コレがロック的アプローチということなのでしょう。そしてやはり表題曲の#4ではガラスが割れる音が10秒程度続いたり、#6では虫が飛んでいるような音から始まったりと、サンプリングも多用されています。
#1がプロローグ、#5がエピローグとなっており、そのあとの#6は3部構成の12分の大作となっていたり、アルバム全体が実験的な構成になっている?#1~#5は暗くそわそわさせるようなエレクトロニカやロック色の強い雰囲気でしたが、#6以降はサンプリングも多く、静的でアンビエントだったり、実験的な要素が強くなっていて、以前レビューしたArt Of Noiseを彷彿とさせます。ただ、インダスリアルな金属音は一貫して協調されており時代的に今のインダストリアルバンドの原型のひとつと言えるかもしれません。
また、歌詞も曲のタイトルもドイツ語が使用されており、Sigur RósといいRammsteinといいこの手のバンドはドイツ語が多い。やっぱり決してオススメしたい作品ではないけれども、実験音楽に興味のある方は是非。
という感じで今日もモテないレビューでした。
おわり。