Ministry - ΚΕΦΑΛΗΞΘ
おはようございます。
さて今回はインダストリアルメタルの代表バンド、
Ministry
です。
元々EBMバンドでしたが、スラッシュメタルを取り入れたことにより、同ジャンルの形成に大きく貢献したバンドですね。
聴くのは彼らの代表作として知られる「ΚΕΦΑΛΗΞΘ」。
どう読めばいいのか不明ですが、「Psalm 69: The Way to Succeed and the Way to Suck Eggs」とか「KE・AH‐詩篇69‐」とか呼ばれたりしています。
よくわかりません。
とりあえず聴いてから考えよう!
トラックリスト
#1 N.W.O.
#2 Just One Fix
#3 TV II
#5 Jesus Built My Hotrod (feat. Gibby Haynes)
#6 Scare Crow
#7 Psalm 69
#8 Corrosion
#9 Grace
ヘヴィなギターサウンドでありながら、どこか機械的でザラザラとしており、ダンスビートをベースにしたワンループを基本とした縦ノリです。
サンプリングも多用されているようで、相容れないと思われがちなメタルとダンスをうまく融合させています。
ただダンス一辺倒というわけではなく、ヴォーカルは全体的にハードコアチックなシャウトが多く、#3、#4なんかはスラッシュメタル然としたドラムワークでヘドバン必須。
フロントマンのAl JourgensenはSepulturaのファンとのことでこのアプローチは納得。(でも屈伸カントリー好きとの情報もアリ。謎だ。)
#5はButthole Surfersというバンドのヴォーカリスト、Gibby Haynesとのフィーチャリング。
こちらもかなりメタル的アプローチが強めで、ギターがソロとかで結構目立ってていいね。
後半にいくにつれて世界観が重厚になっていきます。
#6は約8分半の大作、タイトル曲の#7はシンフォニックなサウンドを組み込みつつ、メタリックなリフが飛び込んできたりと、かなり攻めたアプローチが多い。
もっともヘヴィでハードコアなのは#8かな。
#9に至ってはコレはもはやノイズロック、前衛音楽だ。
繰り返しが多く、結構曲長が長いにも関わらず、あまり冗長には感じられないのは、このバンドの疾走感や独自の世界観の表現力によるものでしょう。
ぶっちゃけインダストリアルメタルはあまりタイプではないのだけど、全曲に言及してしまうほどいつのまにか聴き入っちゃってました。
捨て曲なし、かなり魅力的です。
ただしあんまり日本人向けではなく、かなりアメリカ的だな~という印象。
THE MAD CAPSULE MARKETSとかBOOM BOOM SATELLITES好きな人にはオススメ…というかこの手の人はみんな聴いてるか…
初心者向けではないジャンルですが、中毒性は強いので沼にはまりたい人は聴いてみよう。
まさかこのアルバムを評価することになるとは思わなんだ。
こんな風な出逢いがあるのだから芸術作品ていいよね。
朝4時に思うことではないかもしれませんが…
寝るか。
おわり
- アーティスト: Ministry
- 出版社/メーカー: Sire / London/Rhino
- 発売日: 1994/08/04
- メディア: CD
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