Operation Ivy - Operation Ivy
こんばんは。
さて、今日はスカコアというジャンルの確立に大きく貢献した
です。
1990年代のパンク・メロコアシーンを牽引したRancidの前身バンドとしても有名ですね。
それではいきましょー!
トラックリスト
#1 Knowledge
#2 Sound System
#3 Jaded
#4 Take Warning
#5 The Crowd
#6 Bombshell
#7 Unity
#9 Bankshot
#10 One Of These Days
#11 Gonna Find You
#12 Bad Town
#13 Smiling
#14 Caution
#15 Freeze Up
#16 Artificial Life
#17 Room Without A Window
#18 Big City
#19 Missionary
#20 Junkie's Runnin' Dry
#21 Here We Go Again
#22 Hoboken
#23 Yellin' In My Ear
#24 Sleep Long
#25 Healthy Body
#26 Officer
#27 I Got No
最初はかなりオーソドックスでクラシックなパンクロックナンバー。
そのまま続くかと思いきや#2ではンチャッンチャッ、とスカコア特有のビートで愉快に。
#3ではキャッチーなメロディではありながらも、ハードコアパンクを思わせる雰囲気…と、1970年頃に生まれ、数多の音楽に影響され、色々な要素を取り込みながら、たくさんの派生を生み出してきたパンクですが、それを体現するかのように、たくさんの要素を詰め込んだアルバムになっています。
これまでのパンクを踏襲しつつ、スカビートを取り入れて、よりパンクの世界を広げたOperation Ivy。
「あまりにも人気が出すぎてしまった」ために、わずか3年でバンドは解散してしまう。
なんて書かれていますが、それも納得の出来。
27曲で約50分というのがまたパンクっぽいですが、過去にレビューした、同時期に活躍していたAgnostic Frontと比較すると、スピード感よりもファンク感が強め。
同じように1分~2分半くらのトラックで構成されているにも関わらず、こっちのほうが長く感じる。
これが「ノリ」の違いなんだなあ。
もちろんスピード重視のメロコア系の曲(#6とか#24とか)もありますが、ドラムが前ノリ過ぎないところがミソなのかも。
解散後ドラッグに溺れながらもRancidとして復活して、いまだにパンクシーンの前線で活躍しているのだから、やっぱ本物のパンクロッカーは違うな。
Rancidでは(アルバムにもよりますが)比較的スピード感を押し出して、メロコア色が強めですが、それと比較するとゆっくりめで、ファンキーな感じ。
全曲ではないですがホーンも出てきます。その辺のスカが強めの曲は結構名残がありますね。
終始縦ノリの動きが止まらない楽しいアルバムでした。
久しぶりにパンクのレビューだったな。
キャッチーでファンキーでハードコアで今までやったパンクの中では一番楽しかった!
そういえば、昨今は定額音楽配信が流行ってるけど、アルバム単位、つまり作品としての聴き方離れが加速してそう。
CDという媒体にこだわりはないけど、アルバムとしての聴き方にはこだわりたい。
むしろそういう聴き方が古くなってくのかなあ…
まあ私は続けますが…
だからモテないのか。
おわり
- アーティスト: Operation Ivy
- 出版社/メーカー: EPITAPH
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (6件) を見る