Pearl Jam - Ten
こんにちは。
です。
このジャンルを語る上で欠かせない存在であり、ジャンル創成期のバンドとしては数少ない、当初から解散することなく活動しつづけているバンドのひとつですね。
本国アメリカでは絶大な人気を誇っているこのバンドですが、日本では少々地味な存在。
もちろんロック好きとしては外せないですが…
聴くのはデビューアルバム「Ten」。
発売当初の売れ行きは著しくなかったものの、オルタナ/グランジブームの波に乗り最終的には約1,000万枚を売り上げ、ビルボードで最高2位にランクインしたモンスターアルバム。
日本での評価はイマイチだったそうですが、期待が高まりますね。
それではいきましょー!
トラックリスト
#1 Once
#2 Even Flow
#3 Alive
#4 Why Go
#5 Black
#6 Jeremy
#7 Oceans
#8 Porch
#9 Garden
#10 Deep
#11 Release
#12 I've Got A Feeling
#13 Master / Slave
Pearl Jamといえば同じくオルタナ/グランジ創成期に活躍したNirvanaと並べて語られることが多いですが、ほぼ同時期に発表された「Nevermind」と比較すると荒々しさは薄く、テクニカルとは言わないまでも丁寧なアレンジがなされており、一歩引いたような落ち着いた印象の曲が多め。
その中でもEddie Vedderは特徴的な力強いヴォーカルを聴かせてくれ、このジャンル特有のエモさを演出します。
「Nevermind」は怒りを込めたような衝動がそのままアルバムになったような作品でしたが、こちらは自分たちが秘めている想いを詩的に聴かせてくるような感じ。
個人的にはギターがかなり好み。
むやみに歪ませるわけではなく、シンプルながらもおしゃれだったり、繊細だったり、伸びやかだったりと器用で表情豊かなフレーズを、ソロだけでなくバッキングでも、歌うように奏でつつも目立ち過ぎず曲を彩っていく。
バンドのギタリストとして最高の役をやってのけてるじゃん。
ギタリストのStone GossardとMichael McCreadyはPearl Jam以前にもいくつかのバンドで演奏しており、かなり経験豊富なよう。
Pearl Jamでの活動中も新たにバンドを結成したり、ソロ活動やプロデュース活動をしたりと、プロの音楽家としてかなり活躍していますね。
俺めちゃめちゃ偉そうに感想書いてて恥ずかしいな。
パンクよりもどちらかというとハードロック寄りで、この後の作品と比較すると薄めではあるもののヘヴィさも感じられます。
同じ括りで語られるにも関わらずNirvanaとはある意味正反対な音楽性とも言えるかもしれません。
ただし、1980年代に速さや複雑さ、壮大さなどを求め競い合ったHR/HM勢に対して、シンプルな編成・構成で自分たちのありのままを演奏する、というスタイルは共通しており、同じように当時の若者たちに衝撃を与え熱狂させたことでしょう。
結成してすぐの作品ということで「完成度が低い」「従来のロックとあまり変わらない」なんて批評も受けたようですが、当時結成してすぐこんなエモいアルバム作ってたの、Pearl Jam、Nirvana、Soundgardenくらいなのでは…?
少なくとも決して完成度の低い作品ではないことは断言しておきます。
日本盤ボーナストラックではThe Beatlesの「I've Got A Feeling」のカバーも披露。
新しいジャンルとして隆起したものではありますが、一方でシンプルなロックという意味では回帰的な音楽でもあり、クラシックなロックとの相性も抜群です。
インパクトの強い作品ではなく、ジャンルやバンドの知識などを持った上で聴かないと少し難しいアルバムですが、これからより「ロック」というジャンルを追求していきたい人は一聴の価値あり、です。
そういえばついに現在僕が加入している音楽チームのライヴ日程が決定しましたー!
2/23(土)15:30~
イベント名「SPICA」
ジャンル的にはヒップホップ/R&B/JPOPという感じです。
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全然ロックじゃねぇ!!!!!!!!
よかったら来てね。
おわり