The Agonist - Lullabies For The Dormant Mind
こんにちは。
さて、二回目のThe Agonistです。
今回はセカンドアルバム、僕の大好きなAlissa White-GluzがVo.をとっているアルバムです。
期待大にして、いきましょー!
トラックリスト
#1 The Tempest (The Siren's Song; The Banshee's Cry)
#2 ...And Their Eulogies Sang Me To Sleep
#3 Thank You, Pain.
#4 Birds Elope With The Sun
#5 Waiting Out The Winter
#6 Martyr Art
#7 Globus Hystericus
#8 Swan Lake, Op. 20 (A Capella)
#9 The Sentient
#10 When The Bough Breaks
#11 Chlorpromazine
#1、#2でぶっとんだ。
前回も書きましたが、Vickyのしなやかに対し、アグレッシヴさが段違いです。
また、声色が多彩で、クリーンとグロウルの切り替えのメリハリもすごい。
低く歪んだグロウルから泣き叫ぶようなシャウトまで、また、クリーンも艶やかさを醸し出すものから、少し濁らせたシャウトチックなものまで。
曲によってクリーンとグロウル、シャウトの比率は異なり、Allisaのいいところを色々なアプローチ聴くことができます。
ライヴで観たから知ってたけど、表現力がすさまじい。
Arch Enemyに引き抜かれたのも納得です。
Angelaとは結構対照的だし、どちらかというとJohanファンに人気なのかなと思います。
LOUD PARKの時はJohanも来ててかなり盛り上がってたな。
そしてJohanとのステージングの差を見せつけてました笑
Vo.もさることながら、曲調も全体的に「Eye Of~」より激しめでテクニカル。
ドラムの手数はだいぶ多め、ベースが目立つ曲もあるし、変拍子もちょこちょこ。
「Eye Of~」はメタルコア感が強めでしたが、
この作品はかなりメロデス的な派手さが強く、ピアノやストリングスも多く取り入れられており、クラシック的な印象が強いです。
楽器隊のメンバーは変わっていないようなので、4th~はVickyのヴォーカルスタイルに合わせたのかも。
ジャケットがなんか不思議な絵ですが、中二病っぽい独特なタイトルが多く並んでおり、結構合ってるかも。
そして一曲、いろんな意味で逃せないのが#8。
なんとAlissaがアカペラでチャイコフスキーの白鳥の湖を歌うという。
オペラ歌手も唸るのでは、と思わせる高音。凄すぎる。
アグレッシヴな曲に挟まれてるんですが、なじんでるのもすごい。
どれもいいですが、#1、#2、#6がオススメかな。
好き嫌いはあるけれどもやっぱりAlissaがいいなあ。
Arch Enemyではクリーンヴォーカルを使うことが示唆されつつもいまだにないのが悔やまれます。もったいない。
最近よくある「ムーヴメントに乗っかってきた量産型メタルコア/メロデス」に飽きた人は是非聴いてみて。
テクニック、アグレッシヴさ、楽曲のアプローチどれをとってもこの手のバンドの中では頭ひとつ抜けてると思います。
DIRをやった時も思ったけど、やぱり同じバンドのアルバムを聴き比べるのは楽しいね。
まあ、DIRの場合は他のバンドと比べると変化が著しいけども…
Agnostic Frontの時も雰囲気の違いは感じ取れたし、段々「聴く能力」がついてきたかな?
9月もたくさん聴いていくぞー!
おわり。