The Allman Brothers Band - The Allman Brothers Band
おはようございます。
さて、今回はサザンロックのもっとも代表的なバンドのひとつ、
です。
聴くのはセルフタイトルのデビューアルバム。
評価の高いアルバムですが、発売当初セールスは振るわなかったそう。
続くセカンドもイマイチでしたが、その後のライヴアルバムで名を上げるという珍しいパターンです。
クラシックロック系統はMott The Hoople以来かな?
それではいきましょー!
トラックリスト
#1 Don't Want You No More
#2 It's Not My Cross To Bear
#3 Black Hearted Woman
#4 Trouble No More
#5 Every Hungry Woman
#6 Dreams
#7 Whipping Post
しょっぱなでパワフルでブルージーな当時の流行を思わせるのは、The Spencer Davis Groupというバンドのインストカバー。
そのまま流れるように#2に入り、Gregg Allmanの「Yeah, yeah~」でぐっとリスナーをひきつけます。
ブルース特有の渋さを前面に押し出しつつも、ハードロックの源流とも思われる力強さを兼ね備えており、60~70年代初頭のクラシックロック好きにはたまらんなコレは。
Greggのこぶしの効いたパワーのあるヴォーカルもさることながら、Dickey BettsとDuane Allmanのギターコンビがこのバンドの柱と言えるでしょう。
間違いなく曲の印象を決定づけているのは、彼らのユニゾンで演奏されるメインのフレーズです。
2人ともこのバンドの前にギタリストとして多くの経験を積んでいるようで、かつ相性のいい二人が同じバンドにいたらそりゃイカシたバンドになるわ。
Duaneはなんと稀代の名曲「Layla」でギターを弾いたそう。
残念ながら24歳という若さで不慮の事故で亡くなってしまっていますが、やはりロックスターの死は早いな…
また、この時代のロック曲を支えるとして重要なオルガンパートは、Greggがこなしています。
おそらく発売当初売れなかったのは、プロモーションが不十分で埋もれてしまったのではなかろうか。
逆にライヴアルバムで彼らの実力が証明され、成功に至ったのだと思います。
コレを完璧にライヴでやられたらたまったもんじゃないね。
ほぼ同時期に活躍したLed Zeppelinよりもブルース色が強めですが、この辺のファンは確実に笑顔になってしまう、そんな作品でした。
やっぱりブルースはロックの源流の一要素なので、ロック好きだとブルースは心に響くんだよな。
だからモテないんだけどね。
おわり
- アーティスト: Allman Brothers
- 出版社/メーカー: Island / Mercury
- 発売日: 1997/10/14
- メディア: CD
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