The Art Of Noise - Who's Afraid Of The Art Of Noise?
10月初レビューです。
今回はThe Art Of Noiseというイギリスの前衛音楽グループ。
この前非常階段やったばっかなのに、また前衛音楽です。
こんなん読者つくわけないだろいい加減にしろ。
まあやりますけどね。
トラックリスト
#1 A Time For Fear (Who's Afraid)
#2 Beat Box
#3 Snapshot
#4 Close
#5 Who's Afraid (Of The Art Of Noise)
#6 Moments In Love
#7 Momento
#8 How To Kill
#9 Realization
#1はオルガンをバックに何かの演説の音。
そして一部だけを切り取ったようなドシドシとしたパーカッション。リズムはしっかりとありますが、何か不気味さを感じさせます。
どうやら前衛音楽の中でも「ミュージックコンクレート」という、具体音(街中の騒音や自然界の音など)をサンプリングして、再構築する音楽ジャンルがあり、それに分類されたりするようです。
ただ、アバンギャルドに一辺倒ではなく、シンセサイザーの音でのメロディアスなフレーズも多いため、ニューウェーヴやシンセポップに近いです。
#2、#4、#6なんかはシングルカットされており、サンプリングが多用され、展開が複雑でプログレッシヴですが、結構愉快でポップなナンバーです。
(なんと#6はマドンナが結婚式で使用したそう。)
イメージとしては同時期に活躍していたDevoでしょうか。
不気味さが支配すると思いきや、リズミカルなポップスが舞い込んできたりと、ポップスとアヴァンギャルドが共存しているかのような不思議なアルバムでした。
レビューする前には必ずバンドやそのジャンルの背景について調べたりするんですが、最近やっとポストパンク/ニューウェーヴ周辺のことが分かってきました。
音楽ジャンルというのは全然関係ないように見えてもどこかでつながっていたりするもので面白いんですが、知ろうとすればするほど深みにはまっていくのでPCの容量がもう限界にきている。
Macbook欲しいな…
おわり
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