ALI PROJECT - Psychedelic Insanity
こんにちは。
さて、今回は当ブログでもかなり異彩を放つ音楽ユニット、
です。
独特のファンタジックな世界観と中毒性のあるメロディを持つ楽曲で、世のメンヘラ女子に大人気ですね。
アニメ作品の主題歌を務めることが多いですが、その手の楽曲群はオリジナルアルバムには収録されない模様。
聴くのはインディーズから通算で9thアルバム「Psychedelic Insanity」。
まさに「ゴシック」という言葉が似合う彼らの作品、早速聴いていきましょー!
トラックリスト
#1 青嵐血風録
#2 暗黒サイケデリック
#3 CYBER DEVILS
#4 胡蝶夢心中
#5 纏われし者ら
#6 欲望
#7 暴夜layla幻談
#8 六道輪廻サバイバル
#9 若い死者からのレクイエム
#10 gai desespoir
#1からまさに、異世界に誘うような独特の雰囲気。
でもクセが強すぎるわけではなく、ポップスとして普通に聴けます。
Vo.宝野アリカの特徴的な艶やかな声も独特の雰囲気を構成するのに重要ですが、カラオケで近づけようと頑張っちゃってる憐れな女子がたくさんいるのでしょうね~。
楽曲制作は作詞を宝野アリカ、作曲を片倉三起也がそれぞれ分業で担当していますが、それぞれの個性がな抜群に発揮されています。
ファンタジックな歌詞はメンヘラ女子の心をうま~くくすぐっているわけですが、これは宝野アリカが幻想・頽廃文学に傾倒していたことが基盤にあるようで、彼女の歌詞から感じられるゴシックで深い世界観も納得です。
そして何より緻密で幻想的な曲の完成度といったら。
ストリングスが多用されており、コレが独特の雰囲気を醸し出すのに一役買っているのですが、エレクトリックな音だけでなく、エレキギターや鍵盤などをうま~く絡み合わせて、すぐに彼らと分かる音楽を作る、まさにプロの仕事ですね。
かない濃い楽曲をやっているにも関わらず、アルバムを通して聴いたときに胸やけしないのも特徴のひとつでしょう。
抑揚はそこまで激しくないのですが、やはり微妙な音使いの上手さなのかもしれません。
この手の音楽作品を聴く機会はなかなかないのでなんだか新鮮。ロックばっかりじゃなくてこういうのも面白いね。
自分とは全然違うジャンルですが、こういう音使いはやっぱりできるようになりたいなあ。
違う畑から学べることが結構コツとして生きたりするよね。
次ロック以外のレビューがくるのはいつになるだろうか…
お楽しみに。
おわり
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- 発売日: 2007/08/22
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