ロックを集め過ぎた人

ロックを集め過ぎたのでCDレビュー始めました。メタルが多めだけど気にすんな。

Negative - Anorectic

こんばんは。

 

 

さて、今回はフィンランドから

Negative

です。

 

正統派ハードロックバンドとして、本国フィンランドではデビューシングルがチャートトップ、その後のアルバムもチャートで上位を獲得してる大人気のバンドです。

 

ハードロック久しぶりだな…The Black Crowes以来かな?

フィンランドも久しぶりで、前回はみんな大好きシンフォニックブラックメタルAlghazanthでしたね。

 

このジャンル、私のドタイプですが、期待していいかな?

いきましょー!

 

Anorectic

トラックリスト

#1 Arrival

#2 Glory Of The Shame

#3 Reflections

#4 One Last Shot

#5 Fading Yourself

#6 Planet Of The Sun

#7 A Song For The Broken Hearted

#8 Sinners' Night / Misty Morning

#9 Swans

#10 Stop F*cking Around

#11 Embracing Past

#12 We Can't Go On

#13 In Memoriam (Immortal Peace)

#14 Dream Flowers

#15 Something

 

 

#1は恐怖を煽るようなSEでなんだか不安になりましたが、#2になってみればゴリゴリの縦ノリハードロックで一安心。

思った通りのモダンな正統派でガンガン突き進む感じ。とてもよし。

ギターが左右でちょい強めに歪みながら、イカシたフレーズを刻みまくるので気持ちよすぎる。これぞモダンハードロックの強さ。

 

続く#3は少しテンポを落として、それでも力強いハードロック。

クリーンギターやピアノなんかも薄目に聴こえてきて、華やかさもアリ。

 

#4ではストリングスをフィーチャしちょっとゴシックな雰囲気を組み込んだり、#7はこのバンドの力強さをしっかりと残しつつ切なさも感じるちょい渋めのロックバラードだったり、力強いハードロックを基調としながらも豊富なアプローチを仕掛けてきて嬉しい。

 

 

聴きどころは楽曲の幅の広さとギターの表現力でしょう。

ギター二本で中低音から高音域までをカバーしつつ、素敵なフレーズとアレンジで楽曲の幅を持たせるのに非常に大きな貢献をしています。

これだけギターが仕事している上にキーボードがフィーチャしたら、そりゃあ聴いてて楽しい曲ができあがるわけだ。

 

Jonne Aaronの強すぎないこぶしで歌う中音が曲にぴったりでここも正統派。時に力強く、時にセクシーに歌い上げ、曲に負けない表現力でリードしていってくれてます。

 

リズム隊はあまり目立った動きはありませんが、逆にいえばこれだけ華やかな上物をしっかりと支えてくれており、しっかりと仕事してくれてる。

ベースの低音はしっかり抜けてきて、個人的にめちゃ好きな音でよい。

 

オリジナル盤ラストナンバーの#13はしっとり、でも力強く、低音気持ちいいロックバラードで、非常にラストにふさわしいナンバー。

ノリよくメロディックなものから渋いものまで、モダンハードロックに要求されるモノを網羅している安定した作品です。

 

ファンからしてみると1st、2ndに対してあまり変化がなくちょっと物足りなさを感じるみたいですが、少なくともひとつのハードロックアルバムとして及第点は超えているといえるのではないでしょうか。

 

まあ3rdはどのバンドにとっても鬼門なので…

完成度は間違いないと思います。モダンハードロック好きなら楽しく聴けるのでは?

 

 

そういえば最近アナログレコードとターンテーブルを買いました。

「まさかレコードには手を出さねえだろ笑」とか思ってたんですがそのまさかというか、まあ必然だったのか。

また家が狭くなる。助けてください。

 

 

おわり

 

 

 

Anorectic

Anorectic