Amon Amarth - Twilight Of The Thunder God
こんばんは。
さて、今回はメタル大国スウェーデンからメロディックデスメタル、
Amon Amarth
です。
元々はScumというグラインドコアバンドだったそうですが(バンド名がまんますぎる)、Vo. Johan Heggの加入後に現在の音楽性へ路線変更し、バンド名も変更。
欧州を中心に人気を博すメロデス界では結構重要なバンドで、来日も数回アリ。
かくいう私も2014年のKNOT FESTで楽しませてもらいました。
聴くのは7作目のスタジオアルバム「Twilight Of The Thunder God」。
コンスタントに作品を発表し続けているこのバンドの中期にあたる作品です。
実はメロデスってこのブログで初めてじゃね?
いきましょー!
トラックリスト
#1 Twilight Of The Thunder God
#2 Free Will Sacrifice
#3 Guardians Of Asgaard
#4 Where Is Your God?
#5 Varyags Of Miklagaard
#6 Tattered Banners And Bloody Flags
#7 No Fear For The Setting Sun
#8 The Hero
#9 Live For The Kill
#10 Embrace Of The Endless Ocean
#1はタイトル曲なわけですが…
クッサっっっっ!!!!!
パワーメタル由来のメロデスのようで、めちゃめちゃクサメロのイントロでテンションが爆上がる。
ギターソロは元COBのRoope Latvalaが弾いており、しょっぱなから豪華だな。
速さやテクニカルさを押し出すタイプではなく、ミドルテンポで曲全体のメロディ感とノリを大事にしつつ、そこに物語を乗っけてくる感じ。
ヴァイキングメタルに分類されることもあるようですが、メロデスよりむしろそっちのほうがしっくりくるな。
コンセプトアルバムという紹介はありませんが、ジャケの感じやタイトルの並び等々からそれに近いものを感じます。
#3とかスケールとかテンポ感とか完全にフォーク/ヴァイキングだ。
と思ったらギターソロは音数少なくひとつひとつをメロディアスに奏でてきて激アツ。
続く#4は逆にデスメタル由来トレモロフレーズの王道メロデスと、なるほど、この両方を併せ持つのがこのバンドの持ち味なのか。
ちなみに#1だけでなく、#9ではApocalypticaがチェロ演奏、#3ではゲストVo.にEntombed A.D.のLars-Göran Petrovと、豪華北欧勢がゲスト参加しています。
#9の、そこまで分厚いメタルサウンドだったところから、すっと美しい弦楽合奏に切り替わるチェロパートは鳥肌モノ。
キャリアあるバンドだからこそできたコラボで北欧のパワーを感じられるのも今作品のポイントです。
特定のパートが目立つわけではなく、その時々の旋律となるパートを引き立たせるように曲が演奏されているので、バランスがよくて耳に聴きよい。
基本的にどの曲でもイントロでノせてくれ、その後もメロディを楽しめるように作られていてある意味やさしい作品。
曲長も4分前後の曲がほとんどなので、メロデス/ヴァイキング好きはもちろん、このジャンルを聴き始めの人もすんなり聴ける作品ではないかと思います。
KNOT FEST 2014では#1と#3を披露してくれていました。
ラスト二曲でやってたところを考えると、結構このアルバムはバンドの人気作のひとつと捉えてよさそうです。
この作品だと地に足つけて堅実なイメージですが、ライヴパフォーマンスは結構ガツガツだったような記憶。
時たま来日しているようなので、次の機会も是非観たいですね。
そんな噂のKNOT FESTが来年3月に上陸するわけですが、みなさんご準備の方はいかがでしょうか?
まだまだ一部の出演バンドしか公開されていないので、残りのバンドが気になるところ。
意外なところが来てほしいな~~。しばし待ちましょう。
そして来場される方は一緒に楽しみましょう!
おわり