Crossfaith - APOCALYZE
こんにちは。
今回は日本のメタルコア、
です。
00年代末~10年代はジャパニーズニュースクールハードコアが非常に盛り上がりましたが、その筆頭として現在も活躍中のバンドですね。
聴くのはサードアルバム「APOCALYZE」。なぜか日本語wikiがないという…日本のバンドなんだから誰か作りなさい~。
この手のバンドはcoldrain以来です。いきましょー!
トラックリスト
#1 Prelude
#2 We Are The Future
#3 Hounds Of The Apocalypse
#4 Eclipse
#5 The Evolution
#6 Scarlett
#7 Gala Hala (Burn Down The Floor)
#8 Countdown To Hell
#9 Deathwish
#10 Counting Stars
#11 Burning White
#12 Only The Wise Can Control Our Eyes
#13 Not Alone
エレクトロニックなSEの#1からそのまま#2へ。シンセの連打がかなり現代的で、これがエレクトロニコアってやつですね。
作品全体的にEDM的なアプローチもあり、電子音とのコラボレーションをかなり前に押し出してきていることが伺えます。
続く#3は電子音もありながらも少し控えめで、ハードコア色がより強め。
#8とともにシングルとなっていますが、ともにシンセがちょい弱めと、エレクトロニコア感はあまり売り出してはいないのかな?
(特に#8は先行ではなくシングルカットとなっており、そちらのほうが評価が高いのかも。)
メタルコアといえばアメリカが強いですが、それに負けずとも劣らないパワーをもちつつ、#4ではシンセがメインの旋律を引っ張っていくノリやすいビートで聴きやすかったり、#9はかなりダンスビートの強いナンバーと、ハードコアながらもただそれだけに収まらないアプローチもポイントです。
#7はイントロでのライヴ感のある煽りや掛け合いがグッド。
また、#11ではギターソロが登場し、バッキングのリフもかなりイケていて、本場を彷彿とさせます。
シンセも大活躍で彼らのエレクトロニコア感も強く、シングルではないものの、リードナンバーとして評価したい。
ブレイクダウンはかなり少なめ、逆にドラムパターンは既成のハードコアに捉われないオルタナティヴなビートも多く、コレは日本で多くみられるパターン。
賛否両論と思いますが、物足りなさは感じるものの、理解して聴いていればなかなか悪くない。
ただ、coldrainの時も思ったのですが、低音が外国に比べて弱い印象。コレは日本で市場に回る時に聴きやすい音を前面に押し出すために削ってるからとかなのかな・・・?
ドラムのアタックも弱めでベースもギターの低音を支えているくらい。やはりヴォーカルとシンセが目立つ中~高音域ばかりが目立っている。
特にギターの低音はヘヴィミュージックにおいては非常に重要になるところ。
曲自体はシンセとうまく融合しており、ビートもノリやすく聴きやすいながらもしっかりとハードコアしているので、もったいない。
どうやらこの作品がインディーズレーベルからの最後の作品みたいで、メジャーレーベルでの作品はどうなっているのか気になりますね。
ある意味、「これぞジャパニーズニュースクールハードコア」という仕上がり。
ハードコア系統が気になっている人は手を出すにはちょうどいい作品かもしれません。
今日は都心へメタルのアナログを探しに行ってまいります。いいの掘れるといいな…
おわり