The Mighty Mighty Bosstones - Live From The Middle East
こんばんは。
The Mighty Mighty Bosstones
です。
このブログでも既に二度レビューしているVoodoo Glow Skullsと並ぶ、同ジャンルにおける最重要バンドのひとつです。
聴くのは1998年リリースのライヴアルバム「Live From The Middle East」。
当時5作のアルバムを発表し終えており、十分なキャリアを積んだ状態。
彼らの地元で行われた5夜連続ギグの録音から22曲、選りすぐって選曲された初のライヴアルバムだそう。
そもそもこのブログでライヴアルバムのレビューするのも初めてだ。
スカコアは多少聴きなれてはきたので、ライヴアルバム、楽しみです。
いきましょー！
トラックリスト
#1 1-2-8
#2 Do Somethin' Crazy
#3 He's Back
#4 Devil's Night Out
#5 Kinder Words
#6 Noise Brigade
#7 Rascal King
#8 Hell Of A Hat
#9 Holy Smoke
#10 Hope I Never Lose My Wallet
#11 I'll Drink To That
#12 Royal Oil
#13 Cowboy Coffee
#14 Doves And Civilians
#15 Let's Face It
#16 Howwhywuz, Howwhyam
#17 Dr. D
#18 Where'd You Go
#19 Seven Thirty Seven/Shoe Clue
#20 Impression That I Get
#21 Someday I Suppose
#22 Lights Out
#1の時点でステージは完全にあったまっている状態。
#2までぶっ通しで、パンキッシュなパートとスカ特有のクリーンギターの裏打ち、そして少々ヘヴィさも感じられるリフに軽快なホーン部隊と、スカパンクの持つすべての要素を持つナンバー。
掛け合いもあり、コレをやられたら盛り上がらざるを得ない。
Dicky Barrettのダミ声が非常に印象的で、このバンドの最大の特徴といえるでしょう。
Gu. Nate AlbertとBa. Joe Gittlemanのバッキングヴォーカルもハモリ、掛け合いで大活躍している点も聴きどころ。
また、ギターソロが頻繁に登場するのもスカコア界では少々珍しいか？
ここでは歪みと力強さが押し出されており、ハードロックがベースにナンバーもあることからNateはHR/HMからのインスパイアが少々強いのかも。
前半一番盛り上がっているのは#4。
テンポの変わる忙しい曲ながら、ギターソロ、サックスソロを擁し、客との掛け合いでは演奏に負けない歓声が響き渡ります。
通常の演奏中の完成ももはや曲の一部と言ってもいいほどに一体感があり、コレがライヴだ。
#8はジャジーな雰囲気の強いおしゃれかつ、ハードロックのような力強さもあるオルタナティヴなナンバー。
ハモリも魅力的で、こういうテクニカルなナンバーをライヴで聴けるのはファンとしては非常に嬉しいモノですよね。
他にも#12ではミドルテンポながら縦ノリのゆったり楽しめるナンバー、#14は完全にハードロックがベースにあるヘヴィなナンバーだったりとスカコア感は全開ながら、幅広い音楽を聴かせてくれます。
後半に行くにつれ、アツさは上昇していき、バンドの煽りも過熱していきます。「Scream for me!!!!」
#17で盛り上がりは最高潮に。あとはバンドもお客さんもすべてを出し切るのみ。
#1～はとにかくノリを全開に、#5～はメロディを大事にした聴いていて楽しくなれるナンバー、#8～はオルタナティヴなナンバーを交えながら、加熱した会場をより盛り上げ・・・と全然このバンド知らないのに素敵なセトリだなと思えます。
それにしてもどの音も万遍なくキレイに聴こえてきて、録音状態が非常にイイ。
ホーンの派手な音にギターは隠れることなくイカシたアレンジが聴こえてくるし、ベースラインはちゃんと捉えられるほど明瞭に聴こえる。ついでにバスドラムもしっかり入ってる。
まあ、キレイに録れていたからアルバムにしたんでしょうが…
実はこのバンドの音源はこの作品しか持っていないので、現状スタジオ録音
音源が聴けないのですが、それでもバンドの良さが伝わってくるアルバムでした。
むしろこのジャンルってライヴでの盛り上がりが大事になる部分は大きいので、ライヴアルバムだからこそ、良さがわかったのかも。
どちらにしてもハードロック調のナンバーがあったりして好みの部分も多く、是非スタジオアルバムも聴きたいところ。
まだまだ現役で活動中なので、是非観てみたいです。
ところで、私のDJ出演があるイベントも遂に明後日に迫りました。
極悪きーちは18：00～20分ほど廻します。私意外にも珍しい音楽がたくさん聴ける場所です。よければ。
おわり
