All Shall Perish - Hate. Malice. Revenge
こんばんは。
さて、今回はAs Blood Runs Black以来のデスコア、
All Shall Perish
です。
まさにABRBとともにデスコア界を牽引するバンドのひとつです。
聴くのはデビューアルバム「Hate. Malice. Revenge」。
デスコアらしい禍々しいアルバムタイトルです。
いきましょー!
トラックリスト
#1 Deconstruction
#2 Laid To Rest
#3 Our Own Grave
#4 The Spreading Disease
#5 Sever The Memory
#6 So Far Too Long...
#7 Never Ending War
#8 Herding The Brainwashed
しょっぱな何の音かと思ったらガテラルヴォイスでした。
ABRBがメロディックデスコアに分類されるのに対し、トレモロリフが結構目立ち、こちらはかなりデスメタルに近く、より凶暴。
もちろんズーンとしたブレイクダウン、高速ブラストビートと、これこそがデスコア、このシーンの筆頭バンドだけあります。
デビューアルバムでこんな完成度の作品を持ってくるんだから、今の時代はすごいレベルの高さだ。
(っていっても2003年発表ですが。むしろよりすごい。)
ぐっとヘヴィで残虐的ながらも、ほんのりメロデスを思わせる叙情的な雰囲気もあり、ベースのタッピングと思われるテクニカルなフレーズもあり、とにかくエクストリームメタル好きの心をくすぐるポイントが各所に見られます。
あと、音ね。
ガチガチに歪んだギターや、えげつないグロウル、ガテラルはもちろんのこと、バスドラムがドシドシズンズンくるわ、ベースはゴリゴリくるわ、それが高速でバシバシ鳴るもんだから首取れるって。
スラミングパート入った瞬間そのまま脳味噌落っこちるかと思った。
表現が稚拙すぎますが、聴けばわかる。コレがデスコア。
スネアもデスメタルご用達の乾いて締まったヤツでどタイプ。
どの曲も同じノリですが、テンポチェンジなどで一曲内で展開を持たせ、こっちの体の動きをコントロールしてくるあたりもニクイ。
多分このアルバムを聴いてるヤツ、だいたいみんな同じ動きすると思う。
ライヴで観たらソッコー音圧でイッちゃうだろうな~。場合によっては死に至る。
フルアルバムですが、8曲で40分弱と聴き手に優しい(?)構成なので、エクストリームメタルに背中を押されたい方は是非。安定の完成度です。
こういう分厚いの久しぶりだから、「あ~いい、いいよ~」とつぶやくキモいメタルおじさんになってしまったな。
いや、でもデスコアはいいぞ(ダメ)
いや、いいんだよ…(ダメ)
おわり