ロックを集め過ぎた人

ロックを集め過ぎたのでCDレビュー始めました。メタルが多めだけど気にすんな。

Anarbor - The Words You Don't Swallow

こんばんは。

 

今回はアメリカのポップパンクバンド、

Anarbor

です。

 

 

2003年に結成されたバンドですが、当初は「Troop 101」というバンド名だったよう。

2008年に現在所属しているHopeless Recordsにサインする際に改名した模様。

現在も活動中で、アメリカのポップパンク界を担うバンドとして活躍中です。

 

聴くのはHopelessでの初のスタジオアルバム「The Words You Don't Swallow」。

アメリカンポップパンクはAmerican Hi-Fi以来約2か月半ぶりですね。

 

いきましょー!

 

 

Words You Don't Swallow

トラックリスト

#1 Contagious

#2 Drugstore Diet

#3 Gypsy Woman

#4 Mr. Big Shot

#5 Let The Games Begin

#6 Going To Jail

#7 The Whole World

#8 Carefree Highway

#9 I Do What I Do

#10 This Can't Be Healthy

#11 Useless

#12 Drugstore Diet (Acoustic)

#13 Gypsy Woman (Acoustic)

 

 

アメリカンポップパンクというとキラキラポップな明るいものを勝手にイメージしていたんですが、#1は意外にもほんのりガレージな雰囲気をもったリフや音作りが印象的なナンバー。いい意味で裏切られた。

 

#2は予想していた、バックコーラスがHansonを思わせる縦ノリのミドルテンポのポップパンクナンバー、#3ではシャッフルビートのイケイケと、ちょっと安心。

#5では哀愁漂うリフが印象的ながらも、全体的にはAARを思わせる雰囲気とうまく融合していたり。

ちょっと乾いたギターの歪みは#1から引き続きで、ガレージロックリバイバルの影響が垣間見えます。

 

#8や#11ではアコギが主体のナンバーもあり、爽やかだったりエモかったりほんわかしたり、ポップパンクで表現可能な雰囲気を存分に聴かせてくれます。

結構リフ作りに力入れているようで、印象的なフレーズ多数。#9、#10とかかなり日本人好みと思います。

 

ポップパンク特有の爽やかさとエモさを使い分けながら、そこにガレージのもつ哀愁のテイストを織り交ぜている、といったところでしょうか。

この作品の発売が2010年ということで、確かにちょうどそんなクロスオーバー作品が発表されてもおかしくないな。

 

コレは過去の記事でも書いていて、正直ポップパンクのフルアルバムというのはちょっと退屈に感じてしまう部分が多いんですが、個人的にガレージのあの乾いた雰囲気が好きというのもあり、普通に楽しんで聴けます。

イントロで印象的なフレーズを多く聴かせてくれるので、捨て曲ないかも。

 

#12と#13は日本盤ボーナスで、#2と#3のアコースティックバージョン。(#3はシングルカットのナンバー)

もはやポップパンクアルバムの恒例のパターンですが、力強い曲をアコースティックでやるとエモさが全面に押し出てきて原曲に負けない雰囲気になるので、個人的には嬉しいボーナスです。

 

ちょっとポップパンク飽きたかな、という人には新鮮味の感じられる作品ではないかと思います。是非。

 

ぶっちゃけ期待は低めで聴き始めたので、してやられたな、という感想。

音楽に貴賤はないとはよく言うけれども、レビューしてみて気付くこともありますね。

次のレビューも楽しみです。

 

 

おわり

 

 

Gypsy Woman

Gypsy Woman

  • provided courtesy of iTunes
I Do What I Do

I Do What I Do

  • provided courtesy of iTunes
Words You Don't Swallow

Words You Don't Swallow

  • アーティスト:Anarbor
  • 出版社/メーカー: Hopeless Records
  • 発売日: 2010/04/20
  • メディア: CD