Nine Inch Nails - The Downward Spiral
こんばんは。
さて、今回はインダストリアルといえばこのバンド、
です。
このジャンルをぐっと広げたアーティストのひとつで、曲がかかればNINとすぐにわかる、ダウナーで機械的なサウンドが特徴的ですね。
聴くのは、彼らの作品の中でもっとも有名であるセカンドアルバム、「The Downward Spiral」。USビルボード初登場で2位という凄まじい売上で、その名を世に知らしめた怪物的な作品です。
トラックリスト
#1 Mr. Self Destruct
#2 Piggy
#3 Heresy
#4 March Of The Pigs
#5 Closer
#6 Ruiner
#7 The Becoming
#8 I Do Not Want This
#9 Big Man With A Gun
#10 Dead Souls
#11 A Warm Place
#12 Eraser
#13 Reptile
#14 The Downward Spiral
#1ではこの後のNINのイメージを決定づけるような、インダストリアルでノイジーで前衛的なサウンドに、内省的で厭世的な歌詞を見せつけられ、最初にこんなんきたらたまげるわ。#2ではサウンドやヴォーカルスタイルは#1とは対照的で「静」を感じさせながらも、これもまたNINを感じさせます。
その後のナンバーもギターサウンドを押し出したものがあったり、ハードコア要素が強かったり、あらゆるスピード感で展開したりと、色々なアプローチがありながら、やはりNINサウンドを聴かせてくれます。おそらくパーカッションの音色が特徴的で、かつリズミカルゆえにこの「らしさ」が生まれているのだと思われます。
決して聴きやすい曲調でもなければ、易しい歌詞でもありませんが、とにかくTrent Reznorの世界観に引き込まれる。
ダークアンビエントもそうなんだけど、ダウナーなサウンドって「もってかれる」んだよね。アンビエント的なアプローチはこの作品でも随所に見られ、目を瞑って聴くと内側にすべてが集まってくるような感覚になる。且つ歌詞がかなり重く、Trentのノイジーで狂気的なシャウトも相まって、下手したら人によっては病む、と言っても過言ではない。それくらい重厚な世界観に支配された作品になってます。
Marilyn Mansonが近いサウンドだな~と思ったら、Trentは彼の初期のプロデューサーだったんですね、納得。
Nirvanaもそうですが、アメリカのロック界隈では先進的で批判的・破壊的な作品が好まれる傾向にあるように感じます。それだけ何かに飢えたリスナーが多いということなのでしょうか。
NINはこの後も音楽性の幅を広げながら、Trentの世界観をあらゆる形でサウンドにして表現した作品を発表していくわけですが、次のレビューが楽しみです。
ブログを更新するとあらゆるSNSで更新をお知らせしており、繋がっている皆様には大変ご迷惑をおかけしている次第ですが、中には見てくださっている方もいらっしゃるようで、時折、「きーちって〇〇好きなの!?」って言っていただけることもあり、非常に感謝しております。
ただしスタンス的には『ひとまず片っ端から聴いていこう』という感じなので、「まあ聴きますね(;^_^A」みたいな曖昧な返答をしてしまうことが多く、見てくださったにも関わらず、困惑させてしまうことがありますがご了承願います。
いや、ホントスミマセン。
もっと詳しくなってしっかりとコミュニケーションできるようになるぞ!!
まあコレ以上詳しくなると誰も寄ってこなくなるだろうけど。
おわり