Soul Asylum - Let Your Dim Light Shine
こんばんは。
です。
日本だとイマイチな知名度ですが、本国では結構固いバンドで、第42代アメリカ合衆国大統領 ビル・クリントンの就任式での演奏が有名です。
聴くのはプラチナを獲得している7作目「Let Your Dim Light Shine」。
今日もいい出会いになりそうな予感。
いきましょー!
トラックリスト
#1 Misery
#2 Shut Down
#3 To My Own Devices
#4 Hopes Up
#5 Promises Broken
#6 Bittersweetheart
#7 String Of Pearls
#8 Crawl
#9 Caged Rat
#10 Eyes Of A Child
#11 Just Like Anyone
#12 Tell Me When
#13 Nothing To Write Home About
#14 I Did My Best
シングルカットもされているなりソフトなナンバーでスタート。このブログではかなり珍しいスタートな気がする。
続く#2は変わってミドルテンポながらもハードロック、#3はサザンな雰囲気と、オルタナならではの括られないロックチューンを聴かせてくれます。
曲に合わせてDave Pirnerのヴォーカルスタイルも、優しく囁くようなものから、ちょっとダミ声で力強いものに変わったり。
でもコレは「ふり幅が激しい」というわけではなく、「色々なタイプの聴きよい曲」を作品の中でいくつもこなしている、という感じ。
変な話、突飛な音使いがあったり、刺激的なフレーズがあるわけではなくて、でも、自然と「あ、この曲いいな」と思えるようなものが並んでる。
ある意味「オルタナティヴ」という概念に反するような「普遍的」な音楽で、逆に言えばそれだけレベルの高い曲をやっているのかも。
実際、決してフレーズやアレンジが単純というわけではなく、それでいて極端に目立つことをやっているわけではない。
音の種類も多い訳じゃない。ギターとドラムとベースとヴォーカル。アコースティックなのとクランチとクリーンがあって多少の歪みの濃淡があるだけ。
極度に自然な音楽をポップなものに消化してできあがったもので、コレは並のアーティストでは出来ることではないと思う。
(ただし#9は例外。いろんな音が飛び込んでくるし展開もハードコアでぶっ飛んだ。こういうのがあるからアルバムは面白いな~。)
しいて大きな特徴を挙げるならば、コーラスワーク。どの曲でも、特にサビでのハモリがとても綺麗で、コレがポップさの演出に一役買っているでしょう。
この辺はEaglesの影響かな?曲のポップネスもその影響かもしれません。個人的には#12が一番印象的で好きでした。
どれも安心して聴ける安定の作品。オルタナ/グランジ好きなら一聴の価値ありです。
8月はそれなりに休みもあるので、レビューは多めにやりたいですね。
個人的にいくつか注目していた作品もレビュー予定なのでお楽しみに…
おわり