The Black Crowes - Amorica
こんばんは。
さて、今回はサザンロックといえばこのバンド、
です。
日本での認知度は今少しではありますが、知っている人はみんな好きなはずだ、と勝手に思っています。
近年はバンド内のトラブルも多く、現在は活動を停止中です。
聴くのはサードアルバム「Amorica」。
本国ではジャケットが規制対象になってしまったようですが、中身はかなり高評価を得ているよう。
結構期待しているので楽しみです。
いきましょー!
トラックリスト
#1 Gone
#2 A Conspiracy
#3 High Head Blues
#4 Cursed Diamond
#5 Nonfiction
#6 She Gave Good Sunflower
#7 P. 25 London
#8 Ballad In Urgency
#9 Wiser Time
#10 Downtown Money Waster
#11 Descending
#12 Chevrolet
しょっぱなボンゴらしきサザンなパーカッションで「らしさ」全開。
ブルースを基調としているので渋い、なのにおしゃれ。歪みはしっかりしてるのに、サクっと明るい。
コレがまさにこのバンドの強みですが、本当に聴いてて気持ちいいです。
#4では完全なバラード曲にも関わらず、この雰囲気がまったく失われておらず、彼ららしいスローテンポでも跳ねるようなビートはもちろんのこと、そして故Eddie Harschのキーボードがこの「らしさ」に貢献していると思われます。
特にEddieは曲によって民族的な音色だったり、ロックンロールなオルガンの音、バラードを彩るピアノなどで自由自在に曲の雰囲気を操っており、かなり重要な役目を果たしています。
また、特徴的なパーカッションやマンドリンが随所に使われている点も、この独特の雰囲気への影響が大きいですね。
曲はハードロック、サザンロック、ブルースロックと、大きく3タイプに分かれ、歪みが少なめの#5なんかは、まさに「サザンロック」で永遠に昼寝できそう。
#7はジミヘンが弾いてるのかと思うようなブルース調全開。
それぞれギターの音色やビートのノリの使い分けにより、彼らたらしめる雰囲気を保ちつつ、バリエーション豊かに感じられます。
もちろんChris Robinsonのしゃがれ声もこのバンドの印象を決定づけるポイントです。そして見た目も年を重ねるにつれ、サザンさが増している。
セカンドの「Southern Harmony~」のジャケは紳士って感じだったのにな…
後半は歪み少なめで優しく落ち着いており、そのままオリジナル盤のラストを終え、気を抜いて日本盤ボーナストラックの#12を迎えたら、ハネハネのブルース・ハード・ロックが来てこんなところでやられるとは…
この手のジャンルが好きな人は当たり前のように聴いているでしょうから、今更おすすめするまでもないと思いますが、まだ!という方がいたら必聴です。できればセカンドアルバムも聴いてほしい。
このブログでは結構ハードロックの比率が高いような気がしていますが、やっぱり気持ちいいよね、ハードロック。
「タイプの音楽は?」と聞かれたら「ハードロックです」と答えるんですが、まあそんな場面はそうないし、聞かれて即答する人がいたら、私みたいな人である可能性が高いです。
気を付けてください。
おわり