andymori - ファンファーレと熱狂
こんにちは。
今回は日本のロックバンド、
です。
2007年に結成され、「和製リバティーンズ」と呼ばれながら多く高評価を受けていました。
残念ながら2014年に「このバンドでできることはやりきった」と解散してしまいました。(新たにほぼオリジナルメンバーでALを結成しています。)
聴くのはセカンドアルバム「ファンファーレと熱狂」。
評論家から多くの好評を受けており、いくつかの賞も受賞している作品。期待です。
いきましょー!
トラックリスト
#1 1984
#2 CITY LIGHTS
#3 ずっとグルーピー
#4 僕がハクビシンだったら
#5 16
#6 ビューティフルセレブリティー
#7 Transit in Thailand
#8 クレイジークレイマー
#9 ナツメグ
#10 バグダッドのボディーカウント
#11 オレンジトレイン
#12 SAWASDEECLAP YOUR HANDS
#13 グロリアス軽トラ
オープニングトラックはアコギで哀愁ただようフォークなナンバー。最初にこんなしんみりするナンバー持ってくるタイプのバンドはこのブログでは珍しいな。
続く#2、#3は哀愁のある雰囲気はそのままにスピード感のあるロックンロールナンバー。
3ピースで全体的に音色は決して多くないですが、アレンジ、特にベースが踊るような動きをしていてそれがうるさくない程度に抜け、グルーヴを先導しているために、物足りなさはまったくなし。
#6ではベースのイントロが印象的で、その後もベースが曲を引っ張るシャッフルビートのナンバー。イイです。
そんな感じでそれぞれの音が適する場所にしっかり配置されている感じ。
テクニカルというわけではないですが、シンプルなのにつまらなさを感じさせない魅力的なアレンジで演奏力を感じます。
13曲で37分未満と曲長は短いものが多く、必要な演奏だけして終わり、みたいな感じ。
解散理由を感じさせるシンプルさを感じますね。
和製リバティーンズとはよくいったもので、カラッとした雰囲気、このちょうどよい歪みと哀愁がまさにガレージロック。
歌詞は子供の頃から今まで、印象深い出来事を回想するような情景が思い浮かぶ、シンプルかつちょっと空想的なもの。
あまり考え込むことをせず、見て聴いて感じられたことがそのまま、小山田の感覚を通して歌詞として表現された印象を受けます。
また、#1にはアルバムタイトルがでてきたり、#7には#12のタイトルが、#12には「グルーピーズ」と#3と思われる単語が出てきたり、歌詞が他の曲とリンクしている部分があったり、遊び心も散りばめられています。
ちなみに#13に出てくる釣りのおっさんは昔から好きなIron MaidenのTシャツを着ています。俺たちも好きだぜ・・・
一貫して器用かつガレージな独特の雰囲気を醸し出しつつ、ゆるやかなカオスがさっと過ぎ去るような、聴きよいけれどもつかみどころのない不思議な作品。
ジャケットのカオス感が割と作品の雰囲気を体現しているようで、聴き終えてから見ると面白い。
ガレージロック好きな人なら普通に気に入る作品ではないでしょうか。是非。
先日Paypayをついに導入しました。やっぱり現金を介さずに買い物できるのは楽ですね。
みなさんも是非。(遅)
おわり