Akercocke - Choronzon
こんにちは。
今回レビューするバンドですが、
Akercocke
というイギリスのブラッケンド/プログレッシヴデスメタルバンドです。
久しぶりなのにめちゃめちゃハードだな。
イギリスといえばNWBOHMですから、あまりエクストリームメタルが目立たないイメージですよね。
とりあえず聴いていきましょー!
トラックリスト
#1 Praise The Name Of Satan
#2 Prince Of The North
#3 Leviathon
#4 Enraptured By Evil
#5 Choronzon
#6 Valley Of The Crucified
#7 Bathykolpian Avatar
#8 Upon Coriaceous Wings
#9 Scapegoat
#10 Son Of The Morning
#11 Becoming The Adversary
#12 Goddess Flesh
外国のホラーゲームみたいな感じで始まります。普通に恐い。
てか、最初のトラックが7分越えな上に、タイトルが「悪魔の名を賛美する」って。
テンポチェンジ・変拍子がかなり激しく、ギターの歪みやヴォーカルスタイルもガンガン変わっていくプログレ全開スタイル。
それでいて、ブラストビートとトレモロのフレーズがメインなので、コレまさにブラッケンド/プログレッシヴデスメタル。
カテゴライズされているジャンル名からしてイカツイですが、それに劣らない楽曲クオリティ。
1曲目からお腹いっぱいですわ。
#2以降も志向は変わらず、耐性ない人が聴いたら参っちゃうと思いますが、この手の複雑でイカツくて、かつその中に美しさを兼ね備えるメタルが好きな人にはたまらんやつです。
比較的デスメタルよりもブラックメタル感が強めで、ヘヴィさは少し薄目ですが、歪みにしてもクリーンにしても変態的な音、変拍子なんか当たり前の曲展開、ブラストビートをはじめとするエクストリームさは間違いない。
えげつないグロウル・ガテラルを使いこなしつつ、クリーン(と呼ぶには不気味すぎるが)も使い分けていたり、ヴォーカルスタイルも聴きどころのひとつ。
薄くはあるものの、クラシカルなシンセや、謎の民族楽器のような音が使われていたりとこの辺も怖さを増幅させる原因のひとつですね。
何曲かごとに2分程度のインストが入ってるのは区切りみたいな感じかな?
ラストはストリングスをふんだんに使ったナンバーで終了。ここまでで一番マイルドで逆に怖い。
あと、題名が難しいし、怖い。
ていうか、全体的に怖い。
ブラックメタル系統なので、決して素人にはオススメできませんが、前述のもう手遅れの人たちにはオススメです。
ちなみに私は今日からお休みです。
年末年始お仕事の人はお疲れ様です。
私もできるだけレビュー頑張るよ。
おわり
P.S.
MPC LIVEを購入しました。(12万円也)
レビューよりもトラックメイキングを頑張ろう。