GALNERYUS - ANGEL OF SALVATION
こんばんは。
さて、今回は今、日本のメタル界を引っ張っている、
です。
Syuの超絶技巧のギターと小野"SHO"正利の広い声域が持ち味の、現代の日本を代表するメタルバンドです。
私も一度LOUD PARKで観たことがありますが、一番印象的だったのは、開催後にHPにアップされたPHOTOの小野氏が、すべて同じポーズだったことです。
聴くのは彼らの知名度を一気に押し上げた8thアルバム「ANGEL OF SALVATION」。
コレは楽しみだな~~。
いきましょー!
トラックリスト
#1 REACH TO THE SKY
#2 THE PROMISED FLAG
#3 TEMPTATION THROUGH THE NIGHT
#4 LONELY AS A STRANGER
#5 STAND UP FOR THE RIGHT
#6 HUNTING FOR YOUR DREAM
#7 LAMENT
#8 INFINITY
#9 ANGEL OF SALVATION
#10 LONGING
#1は彼ららしいクラシカルでパワフルなインスト。これだけでこの作品の盛り上がりが感じられます。
その流れのまま#2へ。
このアルバムからツーバスを取り入れたとのことですが、そんなの感じさせない、パワフルなドラミングです。
パワーメタルを軸にクラシカルな音とフレーズでらしさ全開。
そして何より技術がハンパじゃない。
前述のSyuのテクニックにSHOの声域はもちろんのこと、他のメンバーも十分すぎる技術で華やかに盛り上げます。
そんなメンバーたちがユニゾンしたらもう手が付けられない。気持ちよすぎて鳥肌どころじゃありません。
もう#2の時点で全員分のすごさが堪能できる。
それが全曲だから前半でかなりお腹いっぱいだし、正直次どんな曲がくるかだいたいわかるんですが、それでも聴きたくなる不思議。
中途半端な技術だったらきっと「クサメタル」で片づけられてしまうのでしょうが、メタルのジャンルによらず、日本のメタル界を牽引している所以です。
#4なんかは他のナンバーよりもギターリフに力が入っててイイ。あと、サビ入る前の速弾きユニゾンにはマジでヤラれたわ。
曲名こそすべて英語ですが、歌詞では日本語もかなりの割合を占めており、英語で歌われがちなジャンルの中での存在感も感じます。
10曲で1時間超えという大作で、#1を除くとほぼ5分以上の曲が並んでいますが、音はもちろん、気持ちいい展開で冗長さを感じさせずに聴くことができます。
そしてすべてに圧倒されかけたところでやってくるタイトル曲の#9。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をモチーフにしているということで、イントロはしっかりとヴァイオリンの演奏。
そしてなだれ込むようにメタルサウンドがフィーチャし、ネオクラに。
クラシック音楽とメタルの融合、と言うだけなら簡単ですが、クラシックのもつ美しさとメタルのもつパワーを兼ね備え、
そこにバンドの技術が乗り、印象的なフレーズは繰り返しながらも、14分の間に様々展開やフレーズを使用しつつ、モチーフとなったチャイコフスキーはしっかりと残している。
これこそが真のネオクラシカルパワーメタル。
14分間興奮しっぱなしです。
#10はその余韻を残すようなバラードインストナンバー。
最初から最後まで芯の通ったクラシカルな芸術作品。本当に映画を音楽にしたような素敵なアルバムでした。
期待通りで満足です。
そして何より、ライヴ。
音源の完成度もさることながら、ライヴのパワー、そして音源と比較してもまったく褪せない技術。
また、体感したいです。
ライヴを観ると大抵のバンドはカッコイイなあと思うわけで、逆にそういうバンドだからこそ売れてるんだろうなというのもある。
まあ何が言いたいかというと、最近メタルを目撃してないので、観たい。
Cryptopsyは予定をずらすことができず断念しました。
誰か誘ってください。
おわり