Guns N' Roses - Appetite For Destruction
こんばんは。
今回はみんな大好き
Guns N' Roses
です。
まあ説明は不要と思いますが、HR/HMの歴史を追う上で最も重要なバンドのひとつですね。
1980年代後半からまあ色々とあるバンドではありますが、ヒットを連発し今でも本国に限らず世界中で愛され続けています。
聴くのはバンドの名を世界中に知らしめたデビューアルバム「Appetite For Destruction」。
Nevermindに並ぶ、レビューするのも畏れ多いくらい有名で偉大な作品だ…
それではいきましょー!
トラックリスト
#2 It's So Easy
#3 Nightrain
#4 Out Ta Get Me
#5 Mr. Brownstone
#6 Paradise City
#7 My Michelle
#8 Think About You
#9 Sweet Child O' Mine
#10 You're Crazy
#11 Anything Goes
#12 Rocket Queen
このバンドで、いやLAメタルで最も有名とっても過言ではない、陽気なリフ。
決してテクニカルなことをやっているわけではなく、ただ「カッコよさ」を凝縮したナンバーです。
左からは少々クランチ気味のIzzy Stradlin、右からは歪み強めSlash。
左右で同じフレーズを弾いていても微妙に音が違っていたり、ちょいアレンジが違っていたり、それが上手く絡み合っているのが聴きどころ。
先日レビューしたSlashのソロ作品「Apocalyptic Love」ではブルージーな印象が強いですが、こちらではもちろん太さの残るトーンではあるものの、軽快さも兼ね備えているハイブリッドな演奏。(といか有名なのはむしろこちらのほうか。)
印象的なリフが大量に出てくるわけですが、このほとんどはIzzyによるもののよう。#7と#12大好き。
Slashのほうが目立ってしまっていますが、かなりこの作品への貢献度は高く、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も過小評価されている25人のギタリスト」において第17位に選出されています。(2007年)
個人的にはギターソロは#3が優勝。2人がともに最も活躍しているのはココと思います。#11も掛け合いがグッドです。
音量でかい訳でもないのにしっかり抜けてくるDuff McKaganと陽気さをビートで引っ張るSteven Adler。
軽い感じなのにグルーヴ感も強いんですが、この二人による基盤の強さがそれでしょう。
ラストナンバーの#12は個人的にかなりお気に入りなのですが、こちらではDuffが他よりゴリゴリ出てくるので聴きましょう。
ちなみにバックコーラスもDuff担当。#6ではイントロで大活躍です。
そしてAxl Roseのパワフルなヴォーカル。ここまで書いた楽器隊の強みの上で歌えるのはこの男しかいないでしょう。
声を聴けばそれと分かる独特のしゃがれ声のハイトーンヴォイスは、アメリカンハードの新しい象徴と言っても過言ではない。
ミドルテンポのナンバーが多い今作品ですが、ハイテンポな#10でも変わらずパワーのある歌声を披露してくれるのはさすが、という印象です。
そして特筆すべきは最ヒットナンバー#9。
今日まで多くのアーティストにカバーされてきた超名曲ですが、今作品中もっとも「スウィーティ」なナンバー。
そんな甘いナンバーですが、一曲を通してみんながのびのびと演奏されており、インスト版が欲しいくらい。
特にイントロが印象的なSlashですが、通して彼のブルージーな演奏が聴けるので是非耳を傾けてほしい。というか傾けなくても入ってくる。
とにかく全員が大活躍しつつ、しっかりとまとまり、そしてポップかつ骨のあるハードロックが通して聴ける、捨て曲なしの超名盤。
1987年当時は爆発的人気だったわけですが、今聴いてもまったく古臭さを感じることなく「カッケー!」と思えます。
普通に聴き惚れてあんまり書けなかったよ。
ココから伝説が始まったわけですが、伝説を伝説たらしめるのにふさわしい作品でした。
まさかまだ聴いてないという人はいないと思いますが、今からでもこの感動を是非体験してほしい。
そういえば2月、かなりあっという間でした。
つまりこのペースでいくと2020年あっという間なのでは?
気をつけましょう。
おわり