The Velvet Underground - The Velvet Underground & Nico
今回はロック史における重要なバンドのひとつ
The Velvet Underground
のロック史における重要なアルバムのひとつ
「The Velvet Underground & Nico」
別名「バナナアルバム」。
連休最後に重いけども。
Lou ReedはNicoの参加には不満だった上に、発売当初は売れ行きも良くなかったらしいし、後になって名盤と言われるとは思わなかったろうな。
とにかくエクスペリメンタルのルーツのひとつでもあるので、やっぱり聴いておかなきゃね。
うまく聴けるだろうか…
いくぞ!
トラックリスト
#1 Sunday Morning
#2 I'm Waiting For The Man
#3 Feme Fatale
#4 Venus In Furs
#5 Run Run Run
#6 All Tomorrow's Parties
#7 Heroin
#8 There She Goes Again
#9 I'll Be Your Mirror
#10 The Black Angel's Death Song
#11 European Son
#1 Sunday Morning
すごく優しめの曲調でスタート。日曜日の朝っぽい雰囲気ですが、歌詞がもう完全ドラッグソング。
日曜の朝からこんなんが普通だったんだろうか…
#2 I'm Waiting For The Man
The Beatlesに通じるロックロールナンバー。少しノイジーな感じが彼らっぽい。
歌詞は#1の続きかな?みたいな感じ。
#3 Feme Fatale
Nicoがヴォーカルをとるシングルカット。
#1以上に優しい雰囲気ですが、「女のコに気を付けろ」ってNicoが歌うからこそなのか?
#4 Venus In Furs
不思議でなんだか民族的な雰囲気のナンバー。
こちらはなかなかえげつないテーマのようで曲調と相まってずーんとなる。
#5 Run Run Run
こちらもノイジーなロックンロールナンバーで、一番ドラッグ感が前面に出てる。
狂いかけのとこ、引き返せたんだろうか…?
#6 All Tomorrow's Parties
ゆっくり横ノリのナンバー。ここでいう「パーティ」ってのもなあ…
#7 Heroin
まんまじゃん!っていう。
これぞドラッグソングって感じだけど、その中でも「死」をかなり意識してんだなと。
それでも"I guess that I just don't know"で、ドラッグを通して、じゃないけど結局なんにもわからないんだ。
#8 There She Goes Again
ちょっと明るめなロックンロール。
掛け合いもあって愉快だけど、歌詞がかなり最低だ。他の曲もだけど、昨今じゃあ炎上まったなしだね。
日本だけか?
#9 I'll Be Your Mirror
優しい雰囲気のナンバー。こちらもNicoがヴォーカル。
歌詞もかなり優しめですが、ここまでの流れ的に自分自身に歌ってるんじゃないかな?
#10 The Black Angel's Death Song
色々な楽器が使われているちょっと前衛的なナンバー。
歌詞もかなりプログレッシヴというか抽象的で、「ついに迎えに来たな」という感じ。
#11 European Son
ベースのリフが印象的でかなり前衛的なナンバー。ギターもノイジーで自由だし、サンプリングなんかも入っててヴェルヴェッツぽい。
薄暗くて煙たい部屋にいる気分になる。
最後までつかめない感じで終わりました。
正直なところ、一回じゃ絶対理解しきれない。
というか時代や国レベルの文化の違いがあるんだよね。
アメリカじゃあバンドでドラッグやってないバンドなんかいないんじゃ?くらい身近だけど、そもそもドラッグ文化が日本にはほとんどない。
(別にドラッグを肯定するわけじゃないけど。)
その時代とかアンダーグラウンド感を体験したことがないから、伝聞でイメージするしかなくて、音楽を「体感」できないんだよな。
だから理解が難しい。
経験不足ももちろんあるけどさ。
でも一つ言えるのは、このバンドは(そしてこのアルバムは)とんでもないオリジナリティがあって、人を引き込む音を奏でてた。
ほんとに最後は頭の中でふわふわした。(ヤバい)
…と素人ながらの感想でした。
もっとロック史の勉強が必要ですね。
それにしてもめっさどよーんとなってしまった。
気を取り直して僕の曲聴いてください。
おわり。