The All-American Rejects - When The World Comes Down

さて今回は2回目のレビューとなる

です。

聴くのは前回に続くサードアルバム「When The World Comes Down」。ポップパンクというジャンルで前作からの進化を感じさせてくれる作品、というのは難しいのではないかと思っていますが、どうだろう。人気バンドの底力は如何に。

トラックリスト
[Disc 1]
#1 I Wanna
#2 Fallin' Apart
#3 Damn Girl
#4 Gives You Hell
#5 Mona Lisa
#6 Breakin'
#7 Another Heart Calls (feat. The Pierces)
#8 Real World
#9 Back To Me
#10 Believe
#11 The Wind Blows
#12 Sunshine (Hidden Track)

[Disc 2]
#1 I Wanna [Demo]
#2 Damn Girl [Demo]
#3 Fallin' Apart [Demo]
#4 Mona Lisa [Demo]
#5 Real World [Demo]

#1は期待通り、聴きよい縦ノリのポップなナンバー。この曲ではTyson Ritterは少しテンション低めなヴォーカルスタイルですが、逆にうまく気が抜けてて落ち着きます。続く#2は跳ねるようなピアノとストリングスが印象的。前回に引き続き、バッキングはしっかりとヴォーカルを支えてくれ、かつやはりアレンジ力にも目を見張るものがあります。

タイトル曲はありませんが、#5の歌詞の一部がそれになっています。

"You can sit beside me when the world comes down"

「世界が壊れゆく時だって、君は僕のそばで座ってればいい」

（合ってるか…?）

#7では女性ポップユニット、The Piercesがフィーチャリング。力強くも透き通るヴォーカルが上手くTysonとマッチしています。前作「Move Along」のラスト、「立ち止まるな」ということで、次を思わせるような終わり方でしたが、今回はしんみり終了。ここまで立ち止まらずに走り続けて、でも一旦ここで落ち着いたのかもしれません。一応隠しトラック扱いの#12はオーケストラが綺麗で壮大なナンバーですが、特にカバーとかコミックソングというわけでなく、どういう位置づけなんだ…？

US盤のデラックスエディションということで、ディスク2は本編収録曲のデモ音源の一部が収録されています。ドラムは打ち込みかな？詩曲は全編TysonとNickの共作のようで、この時点でコーラスやキーボード類はすごくしっかり入ってる。アレンジが違っていたりするので、完成版と比較してみると面白いかもしれません。

前作がしっかりとした完成度だったわけですが、今作も最初から最後まで彼らのいいところが存分に発揮された作品。特別、前作からのレベルアップや洗練を感じられたわけではありませんが、もともと持ってる彼ららしさを期待通りにやってくれ、ファンなら納得でしょう。洋ロック入門にも十分です。是非。

最近やることをまとめてみたら、

・トラック制作

・メタルDJ

・CDレビュー

・サウンドエンジニア

・知人のお仕事の手伝い

・公式ライバー

これまでの何倍速で生きなきゃいけないんだ…？

まあでもいい人生だ。

楽しみましょう。

おわり